【新唐人2013年12月6日付ニュース】アメリカのバイデン副大統領が2日間の中国訪問を終えて、韓国に到着しました。副大統領は訪中の最終日、改めて防空識別圏に対するアメリカの態度を強調し、米中の溝についても触れました。
バイデン米副大統領
「中国が突然設定した防空識別圏は周辺国の不安を招きました」
5日、バイデン副大統領はビジネスマンに対するスピーチで防空識別圏に触れました。
バイデン副大統領
「習近平国家主席との対談で、自国の立場と期待を直接伝えました」
あるアメリカ政府高官によると、副大統領は4日、習国家主席との5時間以上にわたる会談で、防空識別圏は認められないとするアメリカの立場を伝えました。
バイデン副大統領
「米中は現在一部の問題で大きな溝があります」
また今回、報道の自由の問題についても言及しました。
バイデン副大統領
「例えば、米国人記者への待遇、中国は人権を認めて、初めて真に強い国になれます」
実は今年11月、北京に18年間、駐在していたロイター通信のアメリカ人記者が、中国当局にビザの更新を拒まれました。彼は以前、環境汚染や児童労働など、中国の闇を伝えてきました。
ロイター通信記者 ムーニー氏
「当局の反感を買っていますが、報じたのは真実です」
アメリカは、中国当局のメディアに対する締め付けに関心を持っていると見られます。
バイデン副大統領
「自由に呼吸ができ、新聞が何も恐れず、真相を報道できてこそ創造力が開花します」
今回の副大統領の歴訪では、米中間の溝が最後まで影を落としていました。
バイデン副大統領は、6日、韓国の朴槿惠(パク クネ)大統領と会談した後、7日、朝鮮半島の非武装地帯を訪れてから、帰国します。副大統領の歴訪の成果が、その時、定まります。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/06/atext1018764.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/工)